水俣病歴史考証館
水俣病歴史考証館は、水俣病事件を永く私たちの記憶にとどめ、水俣病の経験を出発点として社会のあり方を考えるために水俣病センター相思社によって1988年に設立されました。
不知火海の自然と暮らし、水俣病の被害や患者の闘い、チッソ・行政による加害行為などを記録し展示しています。
利用案内
■開館時間 午前9時~午後5時 日祝は午前10時〜午後4時
■休館日 土曜日・年末年始(12/29~1/4)(当面の間、日曜日・祝日も休館)
■入館料 ※=20人以上の団体料金(税別)
■水俣市・芦北町・津奈木町・出水市・御所浦島・獅子島の方は入館無料です。
■団体の方には無料で説明を行っております(要申込)。有料で1時間~2時間の講義もしております(料金は内容に応じて応相談)
■まち案内とセットでご入館の場合は割引があります。(詳しくは相思社ホームページのまち案内のページをごらん下さい)
一般財団法人 水俣病センター相思社
1969(昭 和44)年に提訴された水俣病訴訟は1972年ころには原告患者側勝訴の見通しがつくようになってきました。しかし判決後のことを考えるようになってきた患者は地域の中で孤立するしかありませんでした。
「地域の中でいかに生きるか」ということが患者たちの中で大きなものになっていました。また、若い患者、特に胎児性患者の将来が心配でもありました。そういった中で「患者・家族の拠り所」を作りたいという機運が生まれ「水俣病センター」構想に繋がっていきました。
全国にカンパが呼びかけられ、3,300万円の寄付が寄せられました。
そして、水俣病の多発地のすぐ近くの小高い丘に約1000坪の土地を買い求め、センターの建設に着手しました。
1974(昭和49)年4月、水俣病センターは落成し、「相思社」(互いに思い合う)と名付けられ、活動を開始しました。
水俣病歴史考証館は、もともと患者と共同作業をするためのキノコ工場でした。1988(昭和63)年、展示館に改造され「水俣病歴史考証館」として生まれ変わりました。 (詳しくは相思社ホームページを御覧ください。)